千葉市の葬儀事情

ご葬儀の形式は地域によって様々です。私たちの暮らす千葉市での葬儀のしきたりは大きく分けて新興住宅地、農家等を営む農村部によって異なります。
前者は比較的信仰心や葬儀の概念がやや薄く、後者はともに重んじる傾向が比較的強いと言えます。簡単に言い換えれば葬儀を簡素化する、しないという見方で分けることが出来ます。昔からの言い伝えや地域のしきたりにそって、通夜、前火葬、葬儀、納骨を行う地域は今でこそ減ったものの、千葉の一部のエリアではまだ行われています。
次第に前火葬が後火葬となり現在の形式となり、近年では通夜を省いた１日葬、葬儀そのものを省略した直葬が行われるようになりました。同様に葬儀を行う場所も自宅、集会所などから民間の葬儀場、公営式場へ移り変わり、弊社でも年間の自宅葬の割合は１〜２%程度となっています。
千葉市での火葬は平成１７年に緑区に新設された千葉市斎場で行うことになります。以前の桜木霊園火葬場は老朽化、火葬需要の増加に伴い現在では廃止となっています。民間の葬儀場で通夜、葬儀を行った後に霊柩車で斎場へ移送し、荼毘に付すことになります。昔のしきたりにそって葬儀を行った場合、葬儀の前に火葬して（前火葬）葬儀場や自宅へ戻ってから葬儀を行ったきた訳ですが、自宅葬が減った点、民間葬儀場の事情などから現在では千葉の一部エリアだけのようです。

ほんの数年まで千葉でも昔のしきたりにそった葬儀が行われてきていましたが、現在ではこのような事情も重なり葬儀の簡素化が進んでいます。