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コラム 2017年8月17日掲載

そのお葬式…葬儀社との契約じゃないかも?!知られざる3タイプの葬儀社を知ろう!

同じように見える葬儀社でも、自社で葬儀ホールを保有している葬儀社もあれば、傭兵のように案件ごとに集められ葬儀を取り仕切る「運営専業」の葬儀社もあります。本記事では、3つに分類される葬儀社のタイプごとのメリット・デメリットについてご紹介致します。

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葬儀に関するアンケート、回答者の95.8%が○○だった?

みなさんこんにちは。有馬陽介です。
さてさて、いきなりですが、95.8%…これ、一体なんの数字かわかりますか?

少々古い資料ではありますが、公正取引委員会が発表した『葬儀サービス取引実態に関する調査報告書』に掲載されている「葬儀業者を選定する時間的余裕の有無」に関する質問(P13)について【時間的余裕がなかった】と回答した回答者の率です。

葬儀業者を選定する時間的余裕の有無
時間的余裕があった 4.2%
時間的余裕がなかった 95.8%

出典:『葬儀サービス取引実態に関する調査報告書 / 公正取引委員会』

「死」について事前に考えている方はごく少数ですし、さらに実際の「死」から喪主の方が葬儀業者を選定するまでの時間的余裕が無い・・・という方が多いというのは、今現在においてもそれほどかわらないのではないかと思います。

とはいえ、最近ではインターネットで「葬儀」「葬式」と検索すると検索結果に表示される

  • 小さなお葬式
  • イオンのお葬式

といった、上記のようなサービスが登場し、価格もわかりやすく、葬儀に関する情報も閉鎖的ではなくなりつつあります。
また、それにより葬儀業者の選定は格段にしやすくなっているのではないかと思います。

ところで、この「小さなお葬式」「イオンのお葬式」ですが、彼ら自身が葬儀に関する業務をサポートするわけではない、ということはご存知でしょうか?

というわけで、今回は【葬儀社のタイプ】に関するお話です。

ほとんどの人が知らない葬儀社の3つのタイプ

近年、電話やインターネット上での集客をメインにし、サイト上から葬儀の申込があった場合には提携先または加盟している葬儀社に喪主を紹介するサービスが人気です。

遺族と葬儀会社・仲介業者の関係図

これが、1つ目の「葬儀仲介サービス」と呼称される葬儀社(葬儀関係社)のタイプ(上図①)です。

あくまでも喪主と実働をする葬儀社をマッチング・調整するだけで、仲介サービス自体は葬儀業務を行わないのが大きな特徴です。

インターネット上での集客(少々語弊がありますが・・・)は、インターネットの専門知識の無い葬儀社にとっては手も足も出ない場合がほとんど。
「ウェブで集客しよう!」と思っても一朝一夕にうまくいくものではありません。

そのため、喪主から直接の依頼を受けられない(=営業で喪主を獲得するのが難しい)葬儀社は仲介手数料を払ってでも、先述の「仲介」葬儀社に頼らざるを得ない・・・という実情があります。

代表取締役社長 高野 幸延

弊社ではパソコンなどが普及しだした約20年前位にはホームページを開設しており、葬儀ホールの情報はもちろんのこと、それまでタブー視されてきた葬儀価格を全面に打ち出したりと、来たるネット社会への対応は、業界の中でも早かったように思います。

そんな中、近年では葬儀、お寺までもを仲介する業者が急増し、実際に受注しているのを見たり、聞いたりした中で更に弊社もネットを使って葬儀の情報、価格、実態、しきたり等をよく詳しく・わかりやすく消費者の皆様に知っていただきたい思いから、ウェブの活用に力を入れて行こうと考えるに至った次第です。

ほとんどの人が知らない葬儀社の3つのタイプ

2つ目は「自社ホール無し葬儀社」というタイプ。
自社物件としての「ホール」を所有せず、基本的には

  • ノウハウ

をメインに用意し、それ以外は外注等を活用して事業運営する葬儀社のタイプです。

ホールレンタル葬儀社(営業は葬儀仲介サービス)

このタイプの葬儀社には2パターンあり、営業は葬儀仲介サービスに完全にまかせてしまい、運営に専念するタイプ(上図参照)。

ホールレンタル葬儀社(独自の営業も実施)

そして、もう一つが、葬儀仲介サービスの紹介は受けつつも、地元密着型の会合などを定期的に開き、独自の営業も実施しているタイプです(上図参照)。

経営側の視点からすると【身軽】のひと言に尽きますが、手持ちのホールでは無い分(ホールはレンタルすることになる)、喪主側の急な要望やマニュアルにないリクエストに応えづらかったり、「人」の部分が実は外注だった・・・という話もあり、もし何らかの問題が起きた場合には、責任が不明瞭といったデメリットがあったりします。

ホールレンタル葬儀社(独自の営業も実施)

3つ目は「自社ホール保有葬儀社」というタイプ(上図③)。

弊社「雅セレモニー」は、この3つ目のタイプに該当しますが、自社で葬儀ホールを保有しており、葬儀に関するサポート・進行業務は雇用している社員が行います。

葬儀ホールは、自社保有物件のため、喪主や親族による急な要望・変更等があっても対応しやすく、融通がききやすいメリットがあります。
また、「運営専業」の葬儀社とは異なり、「人」が外注ということもありません。

なお、受注に関しては、直販のパターンもあれば葬儀仲介サービスを利用する場合もあります。ただし、弊社含めて仲介サービスの利用比率はゼロまたはほとんど無い場合が多いようです。

葬儀社のタイプ別&受注経路別のパターン

葬儀仲介サービス ホールレンタル葬儀社 自社ホール保有葬儀社
仲介サービス利用   b e
直販 a c f
仲介経由&直販のどちらも利用   d g

葬儀社は、先述の通り「①葬儀仲介サービス」「②自社ホール無し葬儀社」「③自社ホール保有葬儀社」の3パターンがあり、さらに受注経路・営業経路である「仲介サービス利用」「直販」「仲介&直販のどちらも利用」を考慮すると、営業形態としては掛け合わせで7つに分類されることになります(葬儀仲介サービスは直販のみ)。

また、7つの分類のうち、「②自社ホール無し葬儀社」「③自社ホール保有葬儀社」のb~gの分類について「人」「融通の度合い」「ノウハウの蓄積具合」などを表にまとめたのが下記です。

ホールレンタル
葬儀社
自社ホール
保有葬儀社
b c / d f / g
営業・受注 ・葬儀仲介サービスからの紹介のみ ・独自実施
・葬儀仲介サービスからの紹介
・独自実施が中心
葬儀業務 行う 行う 行う
外注 (を活用することが多い) 雇用・外注 雇用 (の場合が多い)
ホール レンタル レンタル 自社保有物件
柔軟な対応 難しい 難しい 可能
ノウハウ 蓄積されにくい 蓄積されやすい 蓄積されやすい
パッと見の費用感 ←安い          ⇔           高い→

ちなみに、「e」についてはホール所有の葬儀社で仲介サービスからの紹介のみ・・・といった葬儀社はほとんどありませんが、一応組み合わせ上表組に入れております。

また、費用に関しては、インターネットなどで「表に出ている費用」をパッと見た際の費用感を掲載してみました。
葬儀仲介サービスを利用しているサービスほど実は安価に見えたりするのですが、このあたりはのちほど詳述できればと思います。

代表取締役社長 高野 幸延

弊社ではご葬儀を担当させていただくスタッフは全員正規雇用社員となっており、依頼先の病院等への寝台車でのお迎えから打合せ、ご葬儀の施工、集金、葬儀後のアフターサービスも最初から最後まで一人の担当者が責任を持って対応しております。

葬儀は目に見える部分のサービス(祭壇や棺、骨壷など)より、目に見えないサービス、つまりは大切な人を亡くして悲しみの中にあるご遺族にどれだけ寄り添えるか?が、一番重要だと考えておりますので、弊社では担当者育成ために教育期間をもうけ、約1年間はじっくりとご葬儀の知識とノウハウを学ぶ機会を設けております。

ご葬儀後にお褒めいただくお言葉として「祭壇が綺麗で安かったので良かった」といったことよりも「誠実に親身になってご相談を聞いていただいた○○さんにとても感謝しております」そういったお褒めの言葉を胸に、社員一同日々努力しております。

千葉・習志野エリアの葬儀社一覧とタイプ区分

ちなみに、これら3つの葬儀社タイプですが、千葉・習志野エリアでは弊社を含めて、どのような陣容になっているのかを表にまとめてみました。

葬儀社名 雅セレモニー ライフケア幕張会堂 セレモ セクト 博全社 プレア イオンのお葬式 小さなお葬式 みんなのお葬式
タイプ 自社ホール 仲介
URL
自社ホール数 3 46 34 4 20 4
提携ホール数 3,200 3,000以上 4,000

本記事の冒頭では、葬儀社の種類として「①葬儀仲介サービス」「②自社ホール無し葬儀社」「③自社ホール保有葬儀社」と分類しましたが、②については調査の結果ごく少数・・・となったため、①と③のみの掲載とさせていただきました。あしからずご了承ください。

さて、ここまでをざっくりとまとめますと、

  • 葬儀社は3タイプあり
  • 最近は、葬儀仲介サービスがインターネットや電話を活用して喪主を獲得している
  • ただし、葬儀仲介サービスは葬儀業務自体にはタッチしない。自社ホール保有葬儀社や自社ホール無し葬儀社などに紹介・委託を行う。
  • 葬儀仲介サービスから紹介・委託を受けた葬儀社が実務部分を担当する。葬儀仲介サービスは調整のみ
  • 葬儀社のタイプによって、「人」「ノウハウ」「融通のきく度合い」「費用」などが異なってくる

上記のような感じでしょうか。

今回は、軽めの記事となりましたが、続編?となる次回の記事では、3タイプの葬儀社の裏側の攻防について・・・

  • 仲介を通した葬儀業者(運営専業)が一律で安価な理由
  • 葬儀費用の低価格化で消費者は喜ぶ!一方で葬儀社は・・・?

といったところをもう少し踏み込んでご説明できればと思います。
葬儀仲介サービスが提供する「一律価格プラン」はなぜ安いのか?安くなった分、葬儀社側の内情としてはどのようなことになっているのか?ということについて触れる予定です。

データ収集・整理の際の方針について

2017年 7月12日時点での各社公式サイト並びに価格.comでの掲載内容に基づいております。
万一、掲載内容に誤りがございましたらこちらまでお知らせください。

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