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コラム エピローグ <偉人たちの最期> presented by 雅倶楽部 2019年7月17日掲載

冷凍食品の開発に没頭しすぎて凍死?!<世界の偉人のちょっと変わった最期>

加工肉ベーコンの由来となった「フランシスコ・ベーコン」。そして、ローマ皇帝ネロの母親「アグリッピナ」…この二人にはある共通点があります。本稿では、この2人の『変わった最期』についてオムニバス形式でお届けしたいと思います。

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アグリッピナ

ワルシャワ国立美術館 [CC0], ウィキメディア・コモンズ経由で

ユリア・アグリッピナ
(ローマ皇帝ネロの母、前14年 - 後33年 享年47歳?)
死因
刺殺
最期の言葉「私のあそこを刺しなさい!」

暴君として有名なローマ皇帝ネロ。

彼はマザコンだったことでも有名です。

ちなみにネロの父親には諸説があり、よくわかっていません。

しかし、シングルマザーのアグリッピナは「愛する息子をローマ皇帝にしたい」と公言していました。

その野望を叶えるためだけに、なんと叔父にあたるクラディウスという男性と結婚しています。

クラディウスは風采のあがらない中年男でしたが、ローマ皇帝でした。

そしてクラディウスを毒キノコで殺させたのもアグリッピナの指図だったとも・・・・・・。

こうして彼女の愛するネロは皇帝になることができました。

息子をまるで自分のボーイフレンドのように扱ったアグリッピナですが、息子はそれでは息が詰まってしまいます。

皇帝になり、権力を握ったネロはアグリッピナを殺すことに決めるのですが、アグリッピナは自分の寝室に踏み込んできた派遣した刺客たちを見るやいなや、その雇い主を見抜きます。

そして叫んだのが「私のあそこを刺しなさい!あの男(=ネロ)はココから産まれたんだから!」という言葉。

実際に刺されて死んでしまったそうです。いやはや壮絶ですな。

フランシス・ベーコン

Drebbel [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で

フランシス・ベーコン
(イギリスの哲学者、1561年 - 1626年 享年65歳)
死因
凍死

フランシス・ベーコンの名前は、「知識は力なり」という言葉で有名かもしれません。

倫理の教科書などで「帰納法」を最初に唱えた人物としてお目にかかったという記憶がある方もおられるかもしれませんね。

簡単にいうと、複数のデータを分析し、そこから真実を導き出そうと考える方法=帰納法です。

諸説あるようですが、加工肉の「ベーコン」の名前の由来もフランシス・ベーコンから。

今日、ベーコンと呼ばれる食品は紀元前からデンマークなどで食べられていたようですが、船底に保存食として大量に詰め込むようになっていったのは、政治家時代のベーコンの命令からだそうな。

イギリス貴族の家に生まれたベーコンは、若い頃から野心家でした。彼の父親が遺言も残さず突然死んでしまったこともあり、相続や自身の地位の保持に苦労したぶん、よけいに出世欲に燃えてしまったようです。

しかし1621年、汚職で失脚してしまい、その後は学問の世界で名をあげていきます。

そして・・・・・・1626年、真冬の野外で鶏肉を使った「冷凍食品」を発明しようと一生懸命になっているうち、自分が寒さにやられて体調不良で亡くなってしまったのでした。

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